竹刀の衝撃 |
堀部先生 根本先生 申し訳ありません |
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去る平成17年5月、京都武徳殿の南テントでの竹刀の打撃力を測定している最中の出来事です。 「この甲手布団の上をこの竹刀で打ち込んでください。」 「お二方とも剣道経験者ですか?」 かの高名な両先生に向かってこう言ってしまいました。 先生方は何も言わず、ただにこやかに「ここに向かって打つの?」 現れた波形に思わずびっくり。 まるで男子高段者と変わらず、思わず絶句。 後ほど判明。 かの有名な先生方とは存じ上げず大変な失礼、くれぐれもお詫び申し上げます。 |
それにしても選手の「技の切れ」がたちどころに波形に現れ、大変興味深い事実に、今後の防具製造に大いに参考になりました。 高段者の波形は瞬時にピ−ク(最大打撃値)に達するも時間が短く、対して中級者になると最大打撃値は小さいものの時間が長い」といった傾向がグラフに現れ、また「女性だから力がないから」といった安易な対応も間違いで、高段者程ピ−ク差がない事実も計測でき、このような特徴に対応した今後の防具作りに大いに貴重な資料が得られました。 |