これなんだ本当か見聞録 |
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本物剣道具への考察 |
日本の多くの産業が経営改善を謳い国内工場をマザー工場と位置付け、主生産現場を海外に移してやってきましたが、 その結果は果たして全体がうまく稼働しているのか疑問に思います。 海外工場に製造拠点をシフトする第一の理由は海外の安い人件費、そして国内の生産現場の人員削除。 その結果日本国内では技術者不足による基礎知識の欠如、と複眼経験不足が顕著に現れ、データの改ざんに始まる多くの不始末が連日メデイアを賑やかせています。 しかし剣道具も多くの行程が海外にシフトし、諸材料の入手も困難になり、国内剣道具職人の経営も立ちゆかず、技術者の老齢化も相まって後継者補充がなされず、剣道具の基礎技術が消え去ろうとしています。 職人会では百鬼先生の指導の下、昭和末期の大阪富塚中学のカーボン竹刀が面金突入事件以来、事故ゼロ、撲滅をテーマに防具製造行程に風呂敷をかぶせる旧態からの脱却を図り、平成7年から本格的に製造技術の後継者への伝承をテ-マにデータ化、そして技術の公開へと取り組んできました。 毎年5月の京都大会では、会場南の特設テントにて面、胴、甲手、垂れの製造実演から始まり、竹刀、木刀、袴などのほか、材料、部品、そして検査装置、方法まで広く公開して剣士の皆様に見ていただいています。 更に東京、オリンピック記念青少年センタ-では、誰でも参加自由の防具製造工程の講習会を何度も全日本武道具協会主催で実施しており、武道学会の諸先生方にも講演、ご協力をいただいており、外国人剣士に対しては北本の外国人剣士剣道講習会で毎年修理講習と実施を行っています。 こうしたとき、正しい防具の知識を後世に伝承してゆくべき応援をお願いしたいと思っている最中、職人サイドから見て可笑しな首をかしげる間違った情報発信が多く有るのは誠に残念です。 昨今の発信された情報に何が本当か?との情報開示を更に充実させるべく、発信していくのが必要と考えます。 言い訳かも知れませんが決して個人攻撃をしているのではありません。 その点を考慮頂き、剣士の皆様にはよろしく判断いただきますようお願いいたします。 ご意見をどうぞ 1)竹刀の将来は(兀々と、、3.14倍?
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